業界が散々煽ってた割にワクワクしてる人なんか殆どいなくて、
日本で『楽しいぜっ!』って言ってる人の殆どが業界の人だったり
関係者だったりしたSecond Lifeですが。

日本企業のインターネット上の「仮想空間」サービス参入が相次いでいる。しかし、国内でも大きな注目を浴びた米リンデン・ラボ社が運営する3次元仮想空間「セカンドライフ(Second Life)」では、今仮想空間内にユーザーが見当たらない「過疎状態」が目立ってきている。これから「仮想空間サービス」はどうなってしまうのか?
 
 


ま、当然ですよね。

楽しいぜっ!って言ってる人はただ単に、最近のMMOがどうなってるか知らない人で。
Second Lifeよりもっとずっと目的が明確にあってかつ自由度もあって、いざこざもあって、
何より人がいて面白い場所が他にもたくさんあるわけなので。
無いのは現金を稼ぐシステムくらい。
悪いけど、日本人向けにみんなが押してたことって、大体MMOで代用できる。
(僕は今現在はMMORPGは現役じゃないけど)

僕自身は自分がデザインした服を着て自分がデザインした家に住む…
ということのプライオリティは高くない。
それよりそこに何があるか?と言うことの方が大事で、
ただコミュニケーションのためだけに入り浸るほど暇じゃない。
他にそういう場所がないわけでもない。

Second Lifeはコミュニケーションだけじゃない、と言う人もいるかと思うけど、
テクスチャにしろデザインにしろスクリプトにしろ、
それを作ってるのは実はSecond Lifeで、じゃないだろ。完全にオフラインだろ。
家で作ってきたものを持ち寄るフリーマーケットみたいなもんだ。
フリーマーケットからコミュニケーションと金を除いたら何が残るよ?っていう話。
逆に言えば、フリマでいいだろって言う話。

まぁそういう意味では、ようやく実態が中身に追いついてきたんじゃね?とか思う。


結局昨今のSecond Lifeどうこうとかいう煽りは人工的に創出されたバブルだったわけだが、
それに踊らされた大企業もいくつかあって、
そういう意味でいうと見た目的に寒くはあったけど
仕掛けとしては成功だったんだろうなーとも思う。
バブルと違って金出した企業の方も全然痛くなかっただろうしね。健康的。

その辺を勘違いした業界関係者が、
静観してた観客に向けてガッツポーズされても価値観が違いすぎてホントに寒い。


ただまぁ最初から変わらないことは、ただ仮想空間を用意しても下らないだけってこと。

そのへんはなんだろうなぁ…10年前にイメージされてた、
バーチャル美術館とかバーチャルモールとかそういうのと同じ。
そんな狭いモニターの中で日常生活を追体験したところで、得るものなんか何にもない。
大事なのはその仕掛けじゃなくて中身。

そういうことに多くの人が気付いたから
今のWEBのインタラクティブはそういう方向にはないんだろうし、
その辺を勘違いして『21世紀はこうなる』的な感覚でSecond Lifeと情報を売買してた人は、
きっと大事な夢を見てたんだろうなぁと思う。空飛ぶクルマ的な。
批判はしないし、共感さえ出来るけど、でもやっぱりどこかもの悲しい。

日本人は目的に引っ張ってもらわないと何も出来ないとかいうのを
どっかで読んだ気がするけど、それこそ勘違いで、
(人生が既にあるというのに)何の目的もない場所に無目的に集合してることこそ、
正直言ってかったるい。
職人の人がそこでする活動が気に入ってるなら、それはその人にとって目的だろうけど、
どうだろうなーそれ面白いかなー

最近職場で話してた、京都北山の成り立ちと現在の寂れ具合が、
Second Lifeのそれともの凄くかぶって(元々、北山なんか何もない)、
やっぱりそこでももの悲しさ倍増。


まぁそういうわけで、より一層Second Lifeがもの悲しくなってるらしいけど、
廃墟写真の特集とか住宅地の路地を歩く特集とか見掛けて心躍る僕としては、
そろそろバブル後の哀愁を覗きに行ってもいいかなーと思ってる。
ただ覗くだけなら無料みたいだし。

料金 | Second Life: あなたの世界。 あなたの想像力。

行ってみた結果そこが凄く刺激に溢れてたら、
そのときはまた言うことが180度変わるかもしれんけど…まぁ無いな。

また、暇なときにでも。