昨日、こんなニュースがありました。

TBSが12日夜に放送した格闘技番組「HERO‘S 2007 開幕戦」が、2ちゃんねるで話題になっている。2ちゃんねらーによると、番組中に“2ちゃんねるそっくり”の掲示板に桜庭和志氏を批判するような書き込みがあったという。しかし、不自然な点が多く(※下記の有志によるまとめ参照)、2ちゃんねるでは掲示板や書き込みが、TBSによる捏造ではないかと 「祭り」状態になっている。
 

上記は、2ch内の反応なので、
当然、脊髄反射的な批判が多いのだけど、
僕自身は、これは、『画像はイメージです』という一言を入れておけば、
素材自体はまぁ問題ないんじゃないかと思った。

ただ、こういうのってさ…演出上は、『証拠品提出』なわけで。
ほら、ホントにこうやって言われてるでしょう?みたいな。
演出として、裏付けを示すように印象づけたいなら、
きちんとそれなりの物を提示しなくてはならないし、
自ら作ったイメージ画像を使用するなら、
そもそもその演出自体が間違ってるというほかない。

で、今日になって、ITmediaに、その詳報が掲載された。

TBSが12日夜に放送した番組で、2chにそっくりのデザインだが実在しない掲示板の映像が放映され、「ねつ造では」とネット上で“祭り”になった。TBSは、担当者が作成したものであることを認めた上で「ねつ造ではない」と釈明した。
 

その中でTBSは、

TBS広報部はITmediaの取材に対し、「映像は、桜庭選手に対するファンの声がインターネットの掲示板に掲載されたイメージを伝えるために、番組担当者が作成したもの」と実在の掲示板でないことを認めた。その上で「視聴者の方々に、実在する掲示板であるとの誤解を与えかねない表現だったと考えているが、ねつ造したものではない」と釈明した。

としている。
しかし、物事はそんなに簡単じゃない。

中に書いてある文章。じゃあこれは誰が書いたのか?
番組が直接言いにくいことを、
“インターネット掲示板”という装置を迂回して、
表現していると言われても、言い逃れは出来ないはず。

だいたい、2ch(ないしはその他のインターネット掲示板)に模して、
画像を作成する必要性なんかあったのだろうか?
そんなことをしなくたって、もっと信用度の高いソースはたくさんあるはずだ。
ファンサイトや、事務局に来たメールを出した方が感覚はつかみやすい。
掲示板をわざわざ出すことの根底には、
奴らは必要以上にエキセントリック、というような、
演出上“美味しい”理由があったとしか思えない。

相手が誰だかはっきりせず、いついかなる場合でも悪者に出来る存在、
そんなの、制作者にとって見ればこの上なく便利な材料だよな。
多くの制作者は、2chの批判なんか屁とも思ってないだろう。
わめいてれば?みたいな感じだ。
だって、そのとき成功して数字とれちゃえば、後は知らん顔で済む職業だからな。


事実かどうかはっきりさせられないようなことを、
実在の物に似せた画像で表示したことは、TBSが思ってるほど軽くない。
2chだから、悪評が立ったところでこれ以上評判が下がりようがないだけで、
普通だったら、これ、偽計業務妨害とかに問われるぞ?
それは、『画像はイメージ』と書いたって同じこと。
ネットの声を紹介するだけなら、テキストでいいじゃねぇかよ。

その辺、ホント、馬鹿にしてると思うよ。