免許も車もないDJってことで、1ヶ月に必ず1回はタクシーに乗ります。
その他、朝寝坊して間に合いそうにないときとか、
夜、飲みに行ってへろへろすぎるときなんかにも利用します。
京都は、そんなに道が混雑してないし、行き場所を告げやすいし、
タクシー料金もかなり安いので、便利なんですね。
(東京に比べると、初乗りで、200円くらい安いんですよ)

そういうわけで、大変便利で、感謝してるんですが、
ただずっと以前から疑問に思ってることがありまして。

タクシー料金て、
『距離に従って料金をいただきます』みたいなこと書いてますよね。
でも、実際には、タクシー料金て、『時間』に従って請求されることないですか?


例えば京都でいうと、都タクシー、ヤサカタクシー、
MKタクシー、京都相互タクシーなどが有名だけど(*)
その料金表には以下のように書かれています。
(ヤサカタクシー/都タクシーのサイトにはデータが見あたらなかったので割愛)


MKタクシー






小型中型
初乗り580円590円
加算運賃425mごとに80円373mごとに80円
 

京都相互タクシー

小型中型
初乗り640円650円
加算運賃385mごとに80円339mごとに80円
時速10km以下の運行時間について1分20秒/80円2分05秒/80円
 


京都相互タクシーの方は、
『時速10km以下の時には追加料金をもらう』
と書いてあるけど(サイト見て初めて知るのもどうかと思うけど)、
MKタクシーの方はそれに類する記述が見あたらない。
(MKのことだから何とも言えない)


他のタクシー(ヤサカとか都とか)も、
きちんと車内に『時間毎の料金もいただきます』と書いてあるのかもしれないけど、
一般的には、
『初乗り2kmまで○円、×メートル毎に○円』
みたいになっていて、
つまり、ある程度乗る前に料金の計算が立つような、
そんなシステムのように見える。

んが、まぁタクシーに乗ったことがある人は分かると思うけど、
渋滞すればとんでもなく高くなるし、
乗り降りの場所が同じでも、全く違う料金になることがある。
これは、分かりやすいって言えるんだろうか?
単純にみんな諦めてるってだけなんだろうか?と。

何の脈絡もなく、タクシー運賃おかしくね?と書いてるけど、
個人的な文脈としては、この記事がこの前段。

京都府宇治市の玄関口、JR宇治駅前のタクシー乗り場でこのほど、何者かによって白線で「小型」「中型」と路面表示されているのが見つかった。タクシーは大きさにかかわらず先着順に客を乗せていただけに、「だれが勝手にしたんや」と運転手ら。駅前広場を管理する市も許可した覚えはないと困惑し、20日に黒色に塗りつぶした。
 

この記事に、タクシー運転手の発言として、

乗り場で待機中の運転手(60)は「乗り場の変更は寝耳に水。お客さんは小型車ばかりに乗ってしまう」と憤った。

という発言が紹介されているのだけど、
なんて言うか、この発言がそもそも消費者をなめてると思うのね。
(もちろん、この人が中型専門の個人タクシーかも知らんが)


中型車の方が確かに高いけど、
細かいこと言わずにとりあえず先頭のヤツに乗れよ、って言ってるわけでしょう?
順番を守るなんてタクシー会社が勝手に決めてるローカルルールなんだけど、
先頭の中型車にノーを出して次の車に乗るってのは、なかなかしづらい。
会社を選ぶのも同様。

路上に勝手に落書きしちゃうのは、確かに良くない。
消すのは当然だと思うんだけど、
本当は、タクシー会社が、客のことを考えて、
これを(市および宇治駅に対して)要望すべきなんじゃないの?


宇治駅のようなシチュエーションで中型車に乗る人は、
諦めて請求額を支払ってる人と同じで、
まぁそう言うことになってるからと譲歩してるわけだけど、
タクシー会社の方は、そんなことは全く意に介さず、
今までそうしてきたんだからこれからもそうして当然というような、
全く自分勝手な論理になってるわけだ。

それって、どうなん?と。


きちんと、料金体系を明らかにしてればともかく、
タクシーの車外の値段にも、車内の広告にも、(最下部に訂正)
きちっと料金体系がないままで、請求額を支払わせてるのはどうなんだと。
(時間で料金を取るな、と言ってるんではなくてそれを隠して格安も何もないと言うこと)

ちなみに、国土交通省にある、
多様なサービスに対応した運賃のあり方(PDF)の中に、


(2)運賃の種類

運賃は距離制運賃、時間制運賃、定額運賃の3種類に大別。
? 距離制運賃
初乗運賃(概ね1.5 ??2.0 ?)と加算運賃を定め、乗車キロに応じ運賃を算
出する運賃。
また、タクシー運賃の特徴的なものに、時間距離併用制運賃がある。時間距離
併用制運賃とは、交通混雑等のため走行速度が一定速度(10 ?)以下になった
場合の運送に要した時間を走行距離に換算し、距離制メーターに併算するもの。


とあるので、
『時間距離併用制度』という名前で、国に承認されている料金体系らしい。

なら、堂々と書いて欲しいと思うんだけどなぁ。
この辺、馴れ合いすぎるような…

*) 京都にタクシー会社がどれくらいあるか分からないけど、 この辺を参考にすると、全部で30くらいということらしい。

(社)近畿自動車無線協会 - 会員名簿

これに加えて、各個人タクシーもあるので、35くらいになるのかな。多分。


訂正(2007/02/27):

社内には、きちんと料金表が提示されていますね。
なので、乗ってからなら料金を確認することは出来ます。
社内にもどこにもないという僕の記述は間違いでした。
(請求額の具体的な内訳は分かりませんが)

ただ、料金の競争の中で、
時間距離併用制運賃を明示せずに、あたかもただ安くなったかのように宣伝することは、
不誠実なのではないかと。
現実的に考えて、時間距離併用制運賃は補足的な料金ではなく、
渋滞の中で極めて頻繁に発生しうる料金なのだから。

文中の各タクシー会社に問い合わせて、明星タクシーは丁寧な返信がありましたが、
その他は特にありませんでした。
そして明星タクシーの時間距離併用制運賃は、相互タクシーの約半額。
その辺の消費者意識またはユーザビリティへの配慮が、
タクシー業界はまだまだ足りない、と感じました。

というわけで、今からタクシーに乗ってきます。
(ちょっとしたDJのため)