例によって、人が注目したテーマに、インスパイヤされて書くという、
あんまり面白みのない書き方ですが。

まぁとにかく、このエントリを読んで。

スポーツと身だしなみというか道徳みたいなのって簡単に切り離せるものじゃないからなあ、特に中学の多感なときとか。

結局のところジダンの頭突き事件もそうなのだけど、
『礼儀』というやつは、スポーツにおいても重要なんだと思うのね。
直也さんが指摘されている剣道の身だしなみに対するルールってのは、
剣道のコアな部分と、礼儀、または心構えとが、
より密接に関連してるから、ということなわけで。
それは、筋が通ってると。


僕が思う、ここでの問題は、

・眉を剃ることが礼を失することになるかどうか
・その罰則は、周知のものとして規定されたものであったかどうか

ということだと思うのね。


礼儀というのは、例え剣道のように罰則規定がなかったとしても、
つまり、サッカーや野球であったとしても、非常に重要なことだとは思うのだけど、
罰則を科すと言うことに対しては、筋が通っていないといけないと思う。
特にスポーツが、競技に参加している人間全員がルールを知り得る、
そういう意味での公平の下に行われている以上、
ルールそのものをそこで変更するのは、スポーツという性質上は正しくない気がする。

事前に、出場を認めない、と申し合わせていたのなら、
(実際には、可能性があるという、非常に曖昧な指導だったわけだが)
競技を開始する段階で、競技への出場を停止させる、
もしくは、不戦敗を宣言する、という方法があってしかるべきで、
それを欠いてしまっては、スポーツではない。


僕は大学時代に馬術をやっていたんだけれども、
馬術競技は、服装に関する規定、動物愛護に関する規定が厳しい。
どんなに有名な選手でも、それを犯すような競技への参加の仕方をすれば、
当然のように失格になる。

競技者が知らなかったとしても…それはルールブックに載っている条項で、
失格を宣言された競技者は、そのルールに従わなくてはならない。
それはもちろん、小学生でも、中学生でも同じ。
規定を満たさない服装で、競技に臨む選手はいない。

スポーツのルールというのはそう言うものだ。
柔軟に判断する部分は、ルールで規定されていない部分…ではない、
ルールで、柔軟に判断して良いよ、と規定されている部分だ。
主審の判断に基づく、とか。

それを、一般的な礼儀の話にすり替えて論議するのは、
それはもちろん、重ねて言うけど、礼儀というものは大事なことなのだけど、
スポーツのルールとは関係のない話だ。

主催者の判断で、ルールにはないが、失格に出来る…というのであれば、
それはスポーツの本質を完全に失っている。
警告なり、次戦の出場を停止するなり、
もっと現実的な、スポーツとしての対応が出来たはずだ。


僕は、生活指導とスポーツが一緒でも別にかまわないとは思う。
それは、人それぞれの考え方だし、生活指導にスポーツを利用するのも、
子供に受け入れやすくするのには有効かもしれないとは思う。

でもね、生活指導のためにスポーツの理念を曲げるのはダメだと思うのよ。
最初っから、生活指導ありきでルールを整えておくべきなの。
それをやると批判があるから、なんていう、曖昧なことをするから、
子供は結局、理不尽な目にあって傷つく。
どうせやるならもっと厳しくやればいいんだよ、ぬるいこと言ってないで。


眉毛を剃ることが、礼を失しているとは僕個人は思わないけど、
スポーツに対する、意識の低さが、非常に残念なことだなぁ、と思う。

非常に日本的ではあるけどね。
そこがより一層。