Photograph 自分では気付かない癖。

先日、METROでD70を構えていたら、
スタッフの中村さん(*)が同機のユーザーだということが判明して、
僕のデジカメに残ってた写真を見ながらいろいろ喋ってたんだけど、
その時に、
『なんか、斜めから撮る癖があるなぁ?』
と指摘された。
ん?と思ってみてみると、うん、確かにそうだ。

Flickrの写真も見返してみたけど、
そういうフレーミングの写真が確かに多い。
まぁ圧倒的に多いのは縦長、横長はほとんどない。


構図の切り方は好きずきだけれども、
全体を収めようとして斜めにフレームを切るのはあまり良くない、とされる。
フレームを変える前に出来ることがある、ということなんだけど。

そうして考えてみると、癖があるどころではなく、
そういうフレーミングが、好きなんだよね。きっと。
全体をぶち込むっていう意味もあるけど…
どちらかというと、余分な物を入れないようにする、
という意図の方が強いかもしれない。

それと同時に、『斜めの線』が好きなんだね。
奥行き感、というか、どこかフレームの外へ繋がっていく感じというか、
だから、構えは正対してても、斜線の多い写真が多い気がする。


あんまり、人に自分の写真を見せて感想を求める、ってことをしないから、
ある意味で独自の視点で撮れてるし、
ある意味でそれに縛られてもいるかもしれ無いなぁ、と。


年末のセカンドロイヤルでコンちゃんと話してたとき、
コンペとか出さないんですか?みたいな話になって。
コンペが好きとか嫌いとかではなくて、
そういう発想が、まーーったく無かったんで、その一言が凄く新鮮で、
愕然としてしまった。

もしそういうものに出したら、
必然的に他の人の作品も見るだろうし、
影響も受けるかもしれない。
良くないこともあるかもしれないけど、きっと良いこともあると思うし。


今年はそう言う方面でも言ってみようかなぁ、と、
ちょっと思った。


[*] 中村さん … アーティスト。撮影した写真そのものを見たことはないけど、多くの作品から感じる彼の感性は、僕が好きな感覚だ。