『P902i』と『W32T』

仕事のモニター機として使ってた携帯端末が新しくなった。
今までずっと、DoCoMo P504iを引っ張ってたら、まぁ当然と言えば当然かな。

でさ、まぁそこまでしなくても良いです、とは言ってたんだけど、
社長が最新端末を買ってきてくれたので、
(まぁ確かにサービスの把握などの面で、その方が便利なこともある)
使い比べてみた。

新機種は、DoCoMo『P902i』と、au『W32T』。
どちらも、今現在の最新機種であり、
売れ筋から考えて、かなり人気の高い機種でもある。
もう随分長い間、ボーダフォンユーザなので、
ていうか他キャリアってどうよ?的、好奇心もあった。
で、どっちが勝ちかというと…

もうね、W32Tの圧勝。

以前の端末、P504iの時も思ったんだけどさ、
俺、Panasonic端末がなんでこんなに売れてるのか理由がわかんない。
UIは使いづらいことこの上ない、カメラはそこそこ、デザインもそこそこ。
どうしてなんだろう。
着せ替えられるから?

PanasonicはDoCoMo向けにしか端末を提供していないので、
他のキャリアで比べることは出来ないけれども、
使いづらいったらない。
もし、Pしか使ったことのない人がいたら、
デザインは多少目をつぶってでも、
一度くらい他の会社の端末を触ってみた方がいい。
もっさり、わかりにくいUIはどちらか、すぐにはっきりするはずだ。


僕は思うのだけど、
携帯端末内の、『iモード』という概念そのものも、わかりにくいような気がする。
DoCoMoメインで使ってる人はあまり意識しないかもしれないけれども、
携帯から行う通信の俗称が『iモード』だった時代から、
インターネットそのものが携帯と繋がるようになってきた。
だから、『iモード』は既に、ネットへのゲートウェイではなくて、
ネットと同義になってしまった。
そういう意味で、auのEZWebや、ボーダフォンのVodafone live!は、
今ではほとんど、ポータル的な役割でしかない。

だけど、DoCoMo端末は一様にその変化を拒んでるような気がする。
未だに、接続単位時間でお金が掛かっていた頃のUIとの、
下位互換を保っているようなUI(Pだけ?)に、もの凄く馴染めない。
(まぁそれは好みと慣れの問題ではあるけれども)


まぁそういうわけで、W32Tは素晴らしいです。
直感で使い方が分かる端末、って大事だと思うのね。
説明書読まずにすべての設定を行えた。
(P902iは説明書を読まないと、わからない部分多々あり)
メールアドレス設定して、
着うたフルを落としてきて、保存して、再生して…
こういうのを、ユーザビリティがあるというのではないのかなぁ。
そしてそれも、デザインの一部、だと思うのよね。

こういう美しいデザインに出会うと嬉しいなぁ。
やっぱり東芝は凄い。
最近のシャープ端末もかなりUIが磨かれてるけど、まだ敵わない感じ。
Panasonic…うかうかしてると、NECと同じ運命(*)になるような気がするんだけど。
大丈夫かね。



*) NECと同じ運命
折り畳みモデルを特徴に、シェアをPと二分してきたNECだったけれども、使いにくいことでも有名だった。結局、伝統の?様々なものにこだわったあげくに新しい物もとり入れられなくて、シェアは落ちるばかり、現在ドコモ内で第4位。