長風呂。

以前から、風呂はゆっくり入るのが好きだったけれど、
最近、特に長く風呂に入っている。
風呂に入ったり、浴槽のへりに腰掛けたりしながら、
1時間以上。2時間近くなるときもある。


その時間の間、体を温めたり、冷やしたりしながら、
多くの時間は本やマンガや雑誌を読んで過ごし、
ときどき、手を休めて考え事をする。


天井にある換気扇は、そのまますぐに外に繋がっていて
通りを走る車の音が聞こえる。
人の話し声が響くこともある。
きっと、この部屋が角部屋だからだろう。


ゆっくりと、体の疲れを癒しながら、一日緊張していた筋肉をほぐし、
(もともと膝が悪いから、毎日ゆっくりと筋肉を伸ばす必要がある、)
湯に浸かるまで体の中にあったイライラや、ストレスを、
少しずつ、外へ追い出していく。


ここを抜け出す頃には、きっと、
通りを走る車の音も、少しは少なくなり、
心にも平静が訪れているだろう。
あとは、体が冷めぬうちに、布団に潜り込めば良いだけだ。


その前に、一服。