Paradigm Shift

パラダイム‐シフト【paradigm shift】
ある時代・集団を支配する考え方が、非連続的・劇的に変化すること。規範の遷移。思想の枠組みの変動。社会全体の価値観の移行。パラダイムチェンジ。


まぁ…
ビジネス用語なんだけどさ…

そのくらい日本語で言え、と、思うわけですよ…
僕もカッコつけて使いますけどね、いろいろと…
キャッシュ・フローとかさ…


でも、基本的にビジネス用語って政治用語と同じにおいがするよね。
その単語自体って言うよりむしろ、それを言ってわかるかどうかで、第1次予選が行われて、
それがわかんないようだと、予選敗退、
本選に入ると、キーワードに、語感だけ良い、どうでも良い単語を織り交ぜつつの鍔迫り合い、
はったりに似た、気合い次第の用語。
そんなに横文字好きか。
(語感、デザインとしては好きです、僕も…残念ながら)


でもこれが法律用語になってくると、今度逆になってくるのね。
代替のきかないもの以外、なるべく日本語、そして漢字多め。
やっぱりそういう効果があるんだろうかね。
これもまた、わからない人は、勉強不足または頭が悪いと見なされるハードル。
まぁ、普通法律なんて逐一読まないし(内容さえわかってれば)、
一般人にわかる必要はないけれども…

やっぱり、人に解るように伝えるっていう姿勢が、
日本には欠けているのかもしれない、とちょっと思う。
解る、解らないによる差別化、それもまぁ、アリだとは思うけど、
相手が解ってくれない、と嘆く前に自分のことを省みることも、たまには必要だと。

みんな躊躇なく使ってるけどさ、
遺憾に思うってのは、『残念に思う』って言う意味で、
謝罪の意味は全く含まれていない言葉なんだぜ?
だから、不祥事の当事者がこの言葉を使って頭を下げるのは、
はっきり言えば、『俺にゃ責任ねぇけど、大変だったね』くらいしかない。
い‐かん〔ヰ‐〕【遺憾】
[名・形動]期待したようにならず、心残りであること。残念に思うこと。また、そのさま。「―の意を表する」「万―なきを期する」


わかったようなわからないような言葉に振り回されたり、騙されたり、
いやね、言葉は変わっていってもいいとは思ってるけど、
文化の一部だしさ、
旧仮名遣いが新仮名遣いより良いというわけでもない(逆も同じ)、

ただ、言葉の本来意義を忘れちゃいけないよね、と。
平易な文章より、難解な単語、
日本語の説明文より、アルファベットによる略称、
すべては省略のためなんだが…