どうやら902Tはスルーのようである。

先日、発売が発表になった折に有頂天でエントリを書いた
ボーダフォンの東芝端末『902T』なんですけれども。
遂に今月上旬から全国で発売になりました。
各地でレポートもアップされつつあり、買うなら今という状況ですが、
どうも雲行きが怪しい。

基本的に、デザインやスペックは、見れば分かるのだけれども、
インターフェイスとか、使いやすさとかは、実際に使った人のレポートを読むのが一番。
それを読むとねぇ…やっぱりなんというか、
システム的な未熟さとか、ソフトウェアの追いついてなさとか、
目についてしまって。
これは東芝機だけど東芝機じゃない、そんな感じ。


これじゃ、ちょっと、スルーでしょうがないかなぁという感じ。


実際にどんな点が気になるか、というと。
(いろんなところからの引用であって、あくまで僕の使用レポートではありません。念のため)
まぁ、2ch 902Tスレッド、19さんの発言がまとまってるので引用してみよう。
ただ、漏れは
・WEB中のメール不可
・電話帳検索が不便
・メールフォルダの暗証番号ロック不可
・宛先メール宛先呼出&メール送信履歴なし
・動画の音声AAC非対応
・メールのBG送信不可
この点が不満なので見送ることにしたよ・・・。不満な順に列挙。
(Vodafone 902T by TOSHIBA vol.5 19氏の書込みより

これを見ると、特に、電話帳、メールの書き方、送信履歴など、
自分が普段よく使う機能のインターフェイスに関する部分で、
多くの不満点があるように思われる。
唯一と言ってもよい、3Gへの切り替えポイントである、
着うたなどのサービスにしても、
結局はサポートできていなくて、
着うたフルを無理矢理ビットレート落としてロングにつっこんでる有様だし、
仕方なく、無理矢理体裁作って出してみた感が強い。


世間一般的には、902シリーズは、新しいサービスへのつなぎの存在で、
きちんと機能を盛り込み、インターフェイスもメーカー毎に熟成されてくるのは903シリーズから
と言われているから、仕方のないことかもしれん。
それでも、使い勝手が良ければ…と淡い期待を抱いたのだけど、
やっぱり、グローバルスタンダードなUIを
何とか使いやすくしようと東芝が必死に努力した…が、やっぱり中途半端、そんな感じが見える。

特に、メニューと文字サイズの半端さ加減はひどい。
VDFX.NETのレビューを眺めてみると、
まず、メニューは、Vodafone 3G固有の統一メニューアイコン。
や、いいんだけどね。
メニューの表示が変わっていて、東芝が何とか説明表示をさせてしのいでる感が。

文字サイズは、なんだか中途半端…大と、大と高さの変わらない標準と、極小があって、
メール作成は大と標準、閲覧は、大、標準、極小。
極小は、見づらい。
アルファベットはスペースが多いから、英文なら良いかもしれない。
正方形の文字範囲をほぼ目一杯に使う日本語だときついね。

VDFX.NET 902Tレビュー:メニュー、文字編


ただ、もちろん良いところはあって、カメラが素晴らしい!らしい。
まぁ、素晴らしいと言っても、綺麗に写るのは当たり前で
デジカメの良し悪しは、癖の好き嫌いになる、というのは、
少し知っていれば当たり前のことなのだけども、
いやそれでも、接写に強いとか、赤系の再現力がよいとか、光を素直に写すだとか。
結構良いようです。
ていうか、『vodafone fan! ぶろぐ!』さんで902Tのレビューやってますが、
そこに載ってる、10円玉の接写がもの凄いインパクトあります。
かなりビビル。

一瞬、メニューその他問題はあるけれども、
カメラに免じてすべてに目をつぶろうかと思ったくらいです。


まぁ、そんなわけで…
大喜びした902Tも、スルー、手元の601SH(2003年12月上旬)を使いつつ、
903TとMNPを待つことになりそうです。

残念。
(あー、603Tという選択肢もあるけど。)

参考:Vodafone 902T @Wiki – 関連リンク