日本人に告ぐ。

彼の中国人に日本人を迫害する権利など無いように、
我々日本人にも、中国人を迫害する権利など一切無い。
彼の中国人に我々日本人を批判し、抗議する権利があるように
我々日本人にも、中国人を批判し抗議する権利はあるが、
それを暴力に依ってはならない。
彼の地で、正義が在れば多少のことは許される、と暴言を吐く
一部の中国人と意識を同じくすることは、決して許されない。


抗議は、甘んじて受けよう。
それが、我々日本人のしてきたことを如実に物語るからだ。
しかし、暴力はいずれの正義の下においても認められない。
私はアメリカ合衆国のいかなる正義も認めていないし、
同様に日本を含めたいかなる国の、『正義』を下にした暴力も認めない。
暴力とは、暴力を遂行する意志のあるものだけが、許されないまま実行するものであって、
それ以外の解決を意図する人間が、軽々しく用いるものではない。


私は、例えそれが同胞であっても、
軽々しく暴力を行使する人間を、激しく軽蔑する。